欠損・破折による骨吸収ーお口豆知識ー
2018年07月27日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
これまでの暑さからすると今日は幾分過ごしやすい気温でした。
風も幾分涼しさが見えて一息つけた方も多かったのではないでしょうか。
さて今日のお口豆知識ですが、「欠損・破折による骨吸収」についてお話します。
歯は「歯槽骨(しそうこつ)」と呼ばれる骨で支えられています。
実は、歯が抜けてしまうと、残された歯槽骨も少しずつ無くなっていきます。
このように骨が少なくなっていくことを「骨吸収」といいます。
人間の身体は「使われない部分は衰える」という性質をもっています。
例えばスポーツをされていた方が、スポーツをやめてしまうと急激に筋肉が衰えるのと同じように、歯を支えている骨「歯槽骨」も歯が抜けてしまい力がかからなくなると少しずつ衰えていきます。
抜けたままの歯を放置しておくと、どんどん骨がなくなっていき、口の周りのシワなどの原因にもなりますので注意が必要です。
折れた歯や、ヒビがはいった歯をそのままにしておくと、骨が減ってしまう原因になります。
これは、折れた部分やヒビが入ったところに細菌が入り込み増殖することで、これらの細菌が歯を支える骨を溶かしていくからです。
折れた歯や、ヒビが入った歯を見つけたら、放置せずに早めに対処する必要があります。
一旦溶けてしまった歯槽骨を元に戻すことはできません。
気になるところは放置せずに早めに歯科医院に相談してみてくださいね。