ブリッジのお話 〜お口豆知識
2021年09月30日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
9月も終わり10月に入ろうかというところですがまだ日中は残暑でしょうか、暑く感じることがありますね。
夜は夜で虫の声のなかに爽やかな風も吹いたりしてとても過ごしやすく秋を実感しています。
気温差も大きくありますが、調整のしやすい服装等で風邪をひいたりしないようにしたいですね。
さて、本日はブリッジについてお話いたします。
歯を失ってしまった場合の治療として入れ歯と並んで代表的なのが「ブリッジ」と呼ばれる治療方法です。
失った部分を橋渡しして、天然の歯に固定するため、入れ歯のように取り外す手間がなく、違和感なく使用できるので広く用いられています。
しかし、長い目で見たとき、ブリッジにはさまざまな危険があります。
本来、失った歯にかかるべきが、橋の土台となっている転園の歯(支台歯といいます)にかかることになります。
必要以上の力が支台歯にかかるため、長年お使用により歯にひびが入ったり、割れてしまったりする恐れがあります。
ブリッジの下は何もないので、そこに最近のかたまりであるプラーク(歯垢)が入り込みます。
むし歯や歯周病はこのプラークが原因です。
ブリッジ下は普通の歯ブラシは届かないので、プラークが取りにくく、歯間ブラシなどでしっかり掃除する必要があります。
このようにブリッジ周辺はプラークがたまりやすく、むし歯や歯周病、さらには口臭の原因にもなりやすいのです。
失った歯の治療としてブリッジを選択する場合はこれらのリスクがあることも頭に入れておくといいかもしれませんね。
入れ歯とどう違うのか、もっと知りたいことがあればお気軽に相談してみてください。
ページを見る
フッ素 〜お口豆知識
2021年09月16日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
稲刈りの時期になってきました。
もう収穫された田んぼも多く見られます。
新米が楽しみになってきますね。
さて、今日はフッ素についてのお話です。
フッ素は、歯そのものを丈夫にしてくれるのと同時に、むし歯菌の力をも弱めてくれるむし歯予防に欠かせないものです。
「歯の再生力があがる!」
実は、歯は食事のたびに溶けたり(脱灰)、再生したり(再石灰化)を繰り返しています。
脱灰ばかりが起こるようになると、やがて再生できなくなり、むし歯になります。フッ素はこの再生(再石灰化)を促進させる効果があります。
「歯が丈夫になる!」
歯は表面が結晶になっています。しかし、通常の歯の表面はとても弱い結晶で、むし歯菌が作り出す酸によって溶かされ、むし歯となります。そこでフッ素を使い、結晶の力を強くします。特に乳幼児や小さなお子さんは、まだ歯が丈夫でないため、フッ素による歯質強化を強くお勧めします。
フッ素は確かにむし歯になりにくい状態をつくりますが、それによって、完全にむし歯が予防できるものではありません。
あくまでもむし歯予防の基本は毎日の歯みがき。このブラッシングとともにフッ素を併用することではじめて、高い予防効果を発揮します。
もちろん、一度むし歯になってしまったら、フッ素を使ってもそれだけでむし歯が治るものではありません。
「フッ素の効果を高めるために」
・フッ素を塗る前に、きちんとプラークを落とす(プラークコントロール)
・定期的に、隅々までフッ素を塗る
・フッ素を塗ったら、30分くらいは飲食しない
フッ素は効果の高いものですが過信せずに毎日の歯みがきしっかり行っていきたいですね。
ページを見る
生活習慣と歯周病の関係 〜お口豆知識
2021年09月2日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
9月になったとたんにこれまでの暑さが嘘のように涼しくなりました。
急な気温の変化は気持ちも身体もついていけず体調崩しやすくなったりします。
夜は特に寒く感じられますので夏用布団にプラスもう少し暖かくなるものを使われると風邪対策にもなるかと思います。
まだ暑さの戻りはあるでしょうから気温の変化に対応して乗り切っていきたいですね。
さて、今日は以前にもお話したことがありますが、生活習慣と歯周病の関係についてお話します。
歯周病は生活習慣病です。つまり、毎日の生活が歯周病に大きく影響しており、歯周病にかかりやすくなったり進行を早めたりします。
毎日の生活習慣の改善は、歯周病のケアにとってとても大切です。
歯周病の原因となる歯周病菌は糖分によってどんどん増殖していきます。
糖分の摂り過ぎは肥満だけでなく、歯周病のリスクも増大させます。また、間食のしすぎはむし歯の原因にもなるので注意が必要です。
また、歯周病は糖尿病の進行とも深く関わっています。普段から高カロリー、高脂肪、塩分過多な食事を控えるように注意しましょう。
ビタミン、カルシウム、タンパク質、鉄分などを含んだバランスのよい食事を心がけましょう。
喫煙の影響は、歯周病にも深くおよびます。喫煙者が歯周病になる確率は非喫煙者に比べて2倍〜6倍にもおよぶという統計結果もでているほどです。
しかも、一度歯周病になってしまうと、喫煙者は進行が早く、さらに治療をしても治りにくくなります。歯周病をはじめ、あらゆる健康面に悪影響を与えますので、喫煙はできるだけ控えましょう。
ストレスや睡眠不足にも注意が必要です。
歯周病の原因は細菌によるものです。つまり、体の抵抗力が下がってしまうと、歯周病菌が繁殖してしまいます。
ストレスや睡眠不足は、体の抵抗力を奪ってしまうので、結果的に歯周病になりやすく、また、治りも悪くなってしまいます。
規則正しく、ストレスのない生活を心がけましょう。
ページを見る
かみしめてませんか? 〜お口豆知識
2021年08月19日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
猛暑の中開催されたオリンピックが終わると一転して梅雨を思わせるような長雨が続きました。
今回の大雨で被害に遭われた方、大変と思います。1日でも早く元の生活に戻れるようお祈り申し上げます。
さて、本日のお口豆知識は、「噛みしめ」についてです。
みなさんは、1日で「歯が噛み合っている時間」はどれぐらいあると思いますか?
実は、歯と歯は普段は「噛み合っていない」のが正常です。常にあごが浮いたように上の歯と下の歯に隙間が開いています。
歯と歯が触れるのは、食事のときと話をするときぐらい。その時間は1日でせいぜい5分から20分程度と言われています。
なんだか意外な感じもしますね。
噛みしめチェックをしてみましょう。
・歯の噛み合わせ綿が摩耗して平らになっている
・エラの部分の筋肉が張っている。筋肉の痛みを感じる
・歯と歯肉の境目にくさび状に削り取られたような傷がある
・耳の穴1センチ手前にある、あごの関節を押すと痛みがある
・頬の内側に白い線がある
・舌のふちに歯型の痕がついている
・下顎の内側の骨が盛り上がっている
・上顎の口蓋(こうがい)の中央が盛り上がっている
いかがでしょうか?一つでも当てはまるようなら歯科医院に相談してみてはいかがでしょうか。
上では歯と歯が触れるのは1日で5分から20分程度とお話ししました。
食事の何倍もの時間を、無意識に噛みしめている場合があります。
無意識にといっても優しい力ではありません。大変なことに食事の何倍もの力で噛みしめてしまうのです。
これを「クレンチング」といい、無意識にしてしまうので、自分でも気付いていない方がたくさんいると言われています。
噛みしめによる悪影響としては、
1.歯がすり減る(咬耗)、割れる
2.あごが痛くなる(顎関節症)
3.歯がしみる(知覚過敏)
4.歯周病が進行する
5.肩こり
6.偏頭痛
などが挙げられます。
クレンチングは、多くが無意識のうちに行われます。寝ている時はもちろん、起きているときも何かに集中していると知らず知らずのうちに噛みしめてしまっている方は少なくありません。
自覚が無いことも多いので、まずは上のリストでセルフチェックをしていただき、1つでも当てはまるようなら早めに歯科医院で相談してみてください。
ページを見る
マウスピース矯正ってどんなもの?
2021年08月5日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
8月7日は立秋だそうですが、全くそんな感じには思えない真夏の強烈な日差しの日が続いています。
体調崩されたりしていませんか?
私は健康法というほどのものではありませんが、夏場は氷の入った冷たい飲み物を摂らないようにしています。冷たい飲み物は美味しいですし爽快な気分にもなりますが摂りすぎると身体を冷やしてしまうのが嫌で飲まないようにしています。
暑さに負けないように元気出していきたいものです。
さて、皆様からも多くのお問い合わせをいただいております、マウスピース矯正、どんなものなのかあらためてご紹介させていただきます。
当院では通常のワイヤー矯正以外にも「スターアライン」というマウスピース矯正を導入しております。
スターアラインのメリットとしては、
「透明なので目立たない」
薄く透明なマウスピースで歯に装着しても目立ちにくいです。
「痛みが少ない」
ワイヤーを使用しないため、マウスピースが口の粘膜や舌に当たる際の痛みが少なくそれによる口内炎を起こすこともほとんどありません。
「取り外しが可能なので衛生的」
マウスピースは取り外し可能なので、歯みがきも普段どおりに行えます。マウスピース自体も歯ブラシで洗浄できるため衛生的に使えます。
「食生活にも支障がない」
食事の際はマウスピースを外すため、従来の矯正器具のように食事のたびに食べ物が矯正器具に絡みつくわずらわしさがありません。
といったところが挙げられます。
ただ、ご希望された全ての方に出来るというわけではありません。適切な診断を行った上でスターアラインでの矯正をお断りするケースもあります。
スターアラインでよくある質問は、
Q:装着時間は守らなくてはいけないもの?
A:睡眠時間を含め、必ず歯科医師より推奨された装着時間を守ってください。装着時間が不十分な場合は、治療期間が延びたり、治療計画との誤差が出てくる可能性があります。
Q:マウスピースを装着してもこれまで通り話せるの?
A:ほとんどの方がマウスピースを装着した当日から、日常生活で支障なく会話をすることができます。
Q:治療期間はどれぐらいかかるの?
A:治療期間は患者様の歯の状態により異なります。軽度の不正な歯並びであれば、数ヶ月ですむこともありますし、症状によっては1年くらいの期間を要することもあります。基本的には従来の矯正治療を歯の動くスピードは変わりません。
Q:治療費用はどれぐらいかかるの?
A:従来の矯正治療に比べると比較的安価に出来るケースが多いですが、症例によって異なりますので、詳しくは担当の歯科医師にご相談ください。
Q:むし歯がある人はどうするの?
A:重度のむし歯がある患者様は、むし歯を治療してからスターアラインの治療を開始してください。
といったものです。
矯正治療について不明な点は当院スタッフまでお気軽にお問い合わせください。
また当院では初めての方にも安心してお話しをいただけるよう無料のカウンセリングも行っております。ご予約が必要ですがどうぞご活用くださいませ。
ページを見る
歯がしみる?何が原因なの? 〜お口豆知識
2021年07月29日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
さて、今日は歯がしみる原因についてお話します。
暑い日にはアイスを食べたり冷たいものを飲む機会も多くなると思います。
そんな時に歯がしみる!経験をされた方も多いでしょう。
原因はいくつかあります。
「知覚過敏でしみる」
歯はエナメル質という硬い組織で守られています。しかし、歯の磨き過ぎ、酸性食品の摂り過ぎなどによりエナメル質が薄くなると歯がしみてしまいます。
「歯周病による歯茎下がり」
歯周病は進行していくと歯茎が下がっていき、歯の根っこが露出してしまいます。歯の根っこはエナメル質がないため、ちょっとした刺激でもしみてしまうことがあります。
「むし歯でしみる」
しみる症状の代表といえば、やはりむし歯です。歯の中には神経があり、むし歯によってその神経に刺激が加わることがしみる原因。進行してしまうと歯の神経を取らなくてはならず、歯の寿命が短くなってしまうので注意が必要です。
「歯ぎしりで歯の根本がしみる」
歯ぎしりによって歯の根本がえぐれてしまう場合があります。元々歯の根っこにはエナメル質がなく、さらにこうしてえぐれてしまうと歯がしみるようになります。
「歯が割れた」
ケガなどで歯が割れてしまうと、しみる症状が出ることがあります。また、ケガだけでなく歯ぎしりや食いしばりによって割れてしまうこともあります。
しみるのにはいろんな原因があります。大切なのは「しみる」と思ったら歯科医院で相談してみることです。
たかがしみるだけと放置したままだと大きなトラブルに発展することもありますのでなるべく早めで歯科医院に行った方がいいですね。
ページを見る
くいしばり、歯ぎしり 〜お口豆知識
2021年07月16日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
オリンピックまであともうわずかですね。
この時期にやっていいのか、中止すべきではという意見も多くありますが、せっかくなので楽しみたいですね。
さて、本日は食いしばり・歯ぎしりについてお話しします。
無意識に食いしばり・歯ぎしりしていませんか?
人は誰でも力を入れるときに歯を食いしばります。こうした一時的な食いしばりはさほど大きな問題にはなりません。しかし、力を入れる必要がない日常の何気ない場面で、無意識のうちに歯を食いしばったり、睡眠中はもちろん、日中も歯ぎしりをしてしまっている方がいらっしゃいます。これはお口のなかに様々な問題を引き起こします。
その他にも、知覚過敏でしみる、くさび状欠損ができる、歯を支えている歯の骨が溶ける等食いしばりや歯ぎしりが元で起こるお口のトラブルは多くあります。
①まずは常にしっかり意識しましょう。もともと上下が接触していないのが正解です。
そもそも、上下の歯は普段は接触していないのが正常な状態です。しっかり意識すれば「今、上下の歯が触れているな」と気づくことができます。
そんなときは大きく深呼吸して、リラックス。そして歯が接触しないよう意識しましょう。これを繰り返し「食いしばらない習慣」をつけることが大切です。その他にも様々なトレーニング方法がありますのでご相談ください。
②スプリント・噛み合わせ調整も有効です。
「スプリント」というマウスピースタイプの装着で強制的に接触させないようにする方法があります。また、上下の歯の噛み合わせが原因と考えられる場合には、噛み合わせの調整で対応できることもあります。症状や歯の状態によって対応の方法も変わりますので詳しくはご相談いただければと思います。
ページを見る
口呼吸 〜お口豆知識〜
2021年06月24日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
梅雨の時期を迎え梅の実の需要が高まっているようです。梅酒を漬けたり、梅ジュースにしたり、梅干しを作ってみたり、美味しく出来るようになるまでは苦労も多いようです。
手間をかけて作ったものが美味しいとなれば嬉しいことです。また来年も作ってみようという気にさせてくれますね。
皆さんは何かこの時期の楽しみにしてることはありますか。
さて、本日は「口呼吸」についてです。
人は「鼻から吸って」「鼻から吐く」のが普通ですが、無意識のうちに「口で呼吸」している方がいらっしゃいます。今はマスクが当たり前の日常になっていますので口呼吸になってしまう方も増えているようです。
これを「口呼吸」と言い、ある調査では小学生以下の80%以上が「口呼吸」とも言われています。
「鼻でも口でも同じじゃないの?」と思われる方もいらっしゃいますが、実は大きな違いがあります。
1.「口呼吸はむし歯・歯周病になりやすい」
むし歯や歯周病の原因は「細菌」です。実は、お口の中の細菌は、唾液の作用により活動が抑えられています。
これが、「口呼吸」になってしまうと、口が乾いてしまい、だ液が出にくくなる、つまりむし歯や歯周病になりやすいというわけです。
2「睡眠時無呼吸症候群の原因になる」
睡眠時にも「口呼吸」をしていると、舌の位置がのどの方に下がりやすくなります。
すると舌が気管をふさいでしまい、空気が入らなくなって睡眠時無呼吸症候群になる恐れがあります。
3「.口呼吸は病気になりやすい」
鼻呼吸の最大の利点は鼻毛、繊毛によりウイルス、細菌が体内に入るのを防いでくれること。口呼吸をしていると、こうした病気の原因となる物質が肺に入るのを防ぐことができず、様々な病気になりやすくなります。
4.「口呼吸は口臭の原因になる」
「口臭」は食べ物などが原因の場合もありますが、多くの場合は口の中にいる「細菌」によるものです。
「口呼吸」になるとだ液が減って細菌が増えてしまいますから、当然口臭の原因にもなります。
では口呼吸の対処法はどんなものがあるのでしょうか。
・1日数時間、紙をくわえる
紙を口にくわえることで、口が閉じ矯正的に鼻呼吸になります。
日中の起きている時間で、1日数回、1回1時間ほど。これを数週間続けると効果が現れます。
・仰向け寝・鼻孔拡大装置を使う
睡眠時などは、まず鼻呼吸しやすいように、仰向けで寝るようにします。
また、寝る前に鼻を洗浄したり、鼻の穴を拡大する装置などをつける方法も有効です。
自分で口呼吸していると自覚できると対策もできます。
気になることがあるようでしたらお気軽にクリニックスタッフまでお声かけてください。
ページを見る
舌の汚れと口臭の関係
2021年03月18日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
コロナ禍が騒がれて一年以上が経ちました。なかなか収まりを見せず各方面でコロナ疲れもあると聞きます。
生活スタイルはそれにつれてどんどん変化していますが、オンラインやリモートだけでなくリアルで交流することの良さを見直していきたいところです。
さて、本日はお口のニオイについてです。
自分で気になってるけどなかなか人に聞いたりできず悩まれている方もいらっしゃいますのではないでしょうか。
そもそもお口のニオイとはどんなものなのでしょうか?
1.生理的なお口のニオイ
歯の周りや舌の上は、食べかすや歯垢、剥がれ落ちた粘膜などの汚れが溜まりやすい場所です。お口の中の細菌がこれらをエサにして腐らせることでガスが発生します。これを揮発性硫黄化合物(VSC)と呼びます。程度に差はありますが、誰もが持ちうるニオイです。
2.食品由来のお口のニオイ
食べ物のニオイ成分やアルコールが九州されると、血液で全身をめぐり、やがて、肺を通して呼吸とともにお口から出てきます。これもニオイのもとです。
3.体調が良くないと起こるお口のニオイ
歯周病やのど・鼻・胃腸の健康状態によっては特有のガスが発生し、お口のニオイの原因になることがあります。
生理的なお口のニオイは、生活のリズムによって強くなったり弱くなったりします。普段お口の中はだ液で常に洗い流されてキレイな状態ですが、だ液が減るタイミングではニオイ成分が発生しやすくなります。
一般的に、朝起きた時や食事の前など、だ液の分泌が減る時間帯には、お口のニオイが強くなることが知られています。
また、ニオイの原因である「舌の汚れ(舌苔)」が多く付着していると、お口のニオイも強くなる傾向にあります。
一方で、食事をとると、舌の汚れ(舌苔)が食べ物でこすれて取れたり、だ液で流されたりするため、ニオイが低下します。
ここで出てきた舌苔とはどのようなものなのでしょう?
鏡で自分の舌を見ると白っぽい汚れが付着していることがあります。これがお口のニオイの大きな原因となる「舌苔」です。この舌苔はお口の細菌や食べかす、剥がれ落ちた粘膜などがたくさん付着してできた汚れです。
お口のニオイの約6割が舌の汚れ(舌苔)に起因しているとも言われています。
お口のニオイは、人とのコミュニケーションの妨げにもなります。
ご自分の舌の汚れを一度鏡で確認してみるのもよいですね。
毎日しっかりとケアして気をつけたいですね。
歯みがきも大事ですが、ニオイという点では舌みがきも非常に有効です。
タブレットやタンクリーナー等で舌苔をキレイにケアできるものもあります。
心配な方はお気軽に歯科医院で相談されてください。
ページを見る
歯周病の原因、歯垢と歯石
2021年03月11日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
東日本大震災から10年の節目の年を迎えました。
あの日、どこで何をしていてどんな感情になっていたか鮮明に覚えておられる方も多いことでしょう。
当時の悲惨な映像を見るにつけやるせない気持ちになってしまいますが、前を向いていきましょう。
人間は未来を思い描いて想像し、創造していくことが出来るとよく言われます。家庭内の備えや避難の時にどうするか家族で話し合って備えておくことも大事ですね。
さて、今回は歯周病についてのお話です。
歯周病とは上の写真のような「細菌」が引き起こす病気。「歯垢(プラーク)」は細菌のかたまりです。歯垢はやがて「歯石」となり細菌の格好のすみかとなります。
こうした細菌を減らしたり、細菌が増えにくい環境をつくることが歯周病治療の基本と言われています。
歯の表面についている、黄白色でねばねばしたものが歯垢です。プラークとも呼ばれます。
ただの食べかすだと思われがちですが、実際は細菌のかたまりです。
わずか1mgの歯垢に数十億もの細菌がいるとも言われています。
この細菌が、むし歯はもちろん、歯周病の原因となります。
ブラッシングによって歯垢をとることがむし歯・歯周病予防の基本とされるのはこのためなんです。
歯垢がたまったままの状態にしていると、やがて細菌は唾液の中のカルシウム成分などと混ざり、歯石となります。
歯石は表面がでこぼこしており、さらなる歯垢や食べかすがそこにたまりますので、細菌が繁殖するには格好の環境となります。
また、歯石は想像以上に硬いもので、歯磨きでは除去できません。そのため、歯石ができてしまうと、一気に歯のまわりの細菌が増えていきます。
普段のご家庭でのセルフケアと歯科医院での定期的な検診に通っていただいて歯周病の予防をしていきましょう。
ページを見る