ブラインドウォーク
2017年04月27日
つくば市からこんにちは!
ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
先週のことですが毎月行なっている外部研修がありました。
毎回プロジェクトの進捗を確認したり新しい取り組みについて皆で意見を交換したりすることが多いのですが今回は久々の身体で体験するワークです。
「ブラインドウォーク」
目隠しをした被験者を手を引いたり身体に触ることなく指示者の声のみを頼りにゴールまでたどり着くというものです。
コースには椅子を狭い間隔で配置したりして目が見える状態ならなんら問題なく進めるルートなのですが目隠しをしてるとやはり勝手が違います。
指示者は誘導するために「あと小さく3歩進んだら右へ45度回転してください」とか「回りすぎ、もう少しだけ逆に戻ってください」、「あと3つ椅子の背もたれを超えたら左へ90度です」とか細かく指示を出してくれるのですが被験者として誘導されているとぶつかったり足を引っ掛けたり結構不安に感じるものです。
具体的に○○センチとかよりも自分の歩み出す歩幅を言ってくれての方が安心できるものなんですね。
声の質や声の出し方でも不安になったり安心できたりが大きく変わることにも気づけました。
今回のブラインドウォークはそのまま歯科治療にもあてはまる部分が多いと感じました。
「どんな歯医者さんなんだろう?」「痛くされないかな?」「治療が終わるまでどれぐらい期間がかかるのかな?」いろんな不安をもって患者さんは医院に来られます。
迎え入れる私たちが適切にゴールの状態をしめし、ゴールまでの道のりを提示し、不安な要素をできるだけ排除し、人が変わる時にはそのことを知らせてあげる、これらを丁寧に患者さんにお伝えしていくことで患者さんの不安を和らげていけるのだとあらためて気づけた部分が多かったです。
一方的に説明するだけでなく患者さんそれぞれがもつ不安を想像して丁寧に接していく、本当に大事なことです。
今回の研修を生かしてこれからも多くの患者さんに通ってもらえる医院、患者さんもスタッフも笑っていられる医院を目指していきたいと思います。