口臭の原因と対策 〜お口豆知識
2020年02月26日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
このところ暖かく水戸の偕楽園でも梅が見頃だそうですね。そろそろ花粉も飛び始めているようですので症状のある方には辛い時期になりそうです。
さて、本日は口臭についてです。
口臭の原因はさまざまですが、その多くはお口の中の細菌が引き起こすものです。人の口の中にはむし歯や歯周病を引き起こす細菌が生息しています。この細菌が増殖しガスが発生することによって口臭となります。
細菌が増える原因と対策、その一。
「歯石がたくさんついていませんか?」
歯周病はお口の中の細菌が引き起こす病気。歯周病にかかっているということは、細菌がたくさんいる証拠です。細菌は歯石をすみかにして、どんどん増殖していきます。この歯石を取らない限り細菌が減ることはありません。口臭だけでなく歯周病治療のためにもまずは歯石を除去しましょう。
・歯石の除去は、歯周病治療だけでなく、口臭予防にも効果的!
細菌が増える原因と対策、その二。
「唾液がたりない?」
お口の中のだ液は、殺菌、抗菌の効果を持っています。そのため、しっかりだ液が出ていないと、細菌が増えて口臭の原因にもなります(もちろん、歯周病やむし歯のリスクも高くなります)。口呼吸、喫煙などにより、だ液が出なくなってお口の中が乾く(ドライマウス)ことがあります。日頃からだ液がしっかり出るようにするために、禁煙・鼻呼吸の習慣化やキシリトーツガムなどをかみましょう。
・だ液の殺菌・抗菌効果で口臭を防ぐ!
細菌が増える原因と対策、その三。
「舌苔(ぜったい)がついている?」
舌苔(ぜったい)とは、したについて白い苔のように見えるものです。これは細菌や食べかすなどが付着したもので、口臭の原因となります。舌苔は専用のブラシや歯ブラシで舌をこすることにより取れますので、口臭が気になる場合はぜひ試してみましょう。
・舌苔が舌にこびりついて口臭の原因になっていることも。ブラシで取り除きましょう
こんなことも口臭の原因になります。
口臭の原因としては、「みがき残し」「むし歯の放置」「不衛生な入れ歯」「残った食べかすの腐敗」などがあります。これらはいずれもお口のケアをしっかりすることで防げるものです。
また、お口以外にも、胃や腸などの内臓に起因するもの、あるいはストレスなどさまざまな原因がありますので、お口のケアで口臭がおさまらない場合は、全身の健康管理にも十分注意しましょう。
口臭の原因はさまざまです。原因に応じて最適な治療をすることが大事です!!
口臭検査のご予約も受け付けております。
気になる方はご検討いただければと思います。
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スノボ合宿
2020年02月20日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
やはり世間で言われているように今年は暖冬基調ですね。
雪が少ないと言われている中、先日スノーボード合宿に行ってきました!
毎年この時期はクリニックのあるショッピングセンターが全館休館日となるのでその日に合わせて予定します。
今年も猪苗代へ。
初日の猪苗代ミネロスキー場は雪が少なくてゲレンデも地面が見えているようなところも多かったです。
二日目は雪に期待して猫魔スキー場へ。
雪はそれなりにありましたが、風が冷たくて寒い!!
それでも思い切り楽しめました。
夜は宴会♪
目隠しチャンバラにババ抜き最弱王決定戦、イントロクイズ等の出し物で楽しめました。
普段はなかなかみれないクリニックの仲間たちのいいところも笑顔もたくさんみれた三日間でした。
これからの診療でもチームプレイで患者さんに満足して通い続けてもらえるような歯医者さんを目指していきます。
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歯がしみる原因? 〜お口豆知識
2020年02月12日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
さて、今日は歯がしみる原因についてお話します。
原因はいくつかあります。
「知覚過敏でしみる」
歯はエナメル質という硬い組織で守られています。しかし、歯の磨き過ぎ、酸性食品の摂り過ぎなどによりエナメル質が薄くなると歯がしみてしまいます。
「歯周病による歯茎下がり」
歯周病は進行していくと歯茎が下がっていき、歯の根っこが露出してしまいます。歯の根っこはエナメル質がないため、ちょっとした刺激でもしみてしまうことがあります。
「むし歯でしみる」
しみる症状の代表といえば、やはりむし歯です。歯の中には神経があり、むし歯によってその神経に刺激が加わることがしみる原因。進行してしまうと歯の神経を取らなくてはならず、歯の寿命が短くなってしまうので注意が必要です。
「歯ぎしりで歯の根本がしみる」
歯ぎしりによって歯の根本がえぐれてしまう場合があります。元々歯の根っこにはエナメル質がなく、さらにこうしてえぐれてしまうと歯がしみるようになります。
「歯が割れた」
ケガなどで歯が割れてしまうと、しみる症状が出ることがあります。また、ケガだけでなく歯ぎしりや食いしばりによって割れてしまうこともあります。
しみるのにはいろんな原因があります。大切なのは「しみる」と思ったら歯科医院で相談してみることです。
たかがしみるだけと放置したままだと大きなトラブルに発展することもありますのでなるべく早めで歯科医院に行った方がいいですね。
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メタボの怖さ、知ってますか? 〜お口豆知識
2020年02月5日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンス デンタルオフィスゴリのはまです。
立春を過ぎて一年のうちで一番寒い時期とも言われますが今年はいつになく暖かい日が多いようです。暖冬の影響で雪が必要なスキー場に雪が少ないということも聞きます。
今朝も家を出る時に氷点下にはなっておらず過ごしやすいような気がしますね。
さて、今日はメタボの正しい意味について知っておいていただきたお話です。
「最近お腹が出てきちゃって、、、」と鏡を見てはため息をついてる方も多いのではないでしょうか。メタボリックシンドローム(以下メタボ)の判断基準はきちんと決まっており、日本では以下のような基準です。
「ウエスト周囲が基準値を超え、かつ高血糖、高血圧、脂質異常症(高脂血症)のうち2つ以上があてはまる場合」
ウエスト周囲の基準値
男性:85cm
女性:90cm
メタボを放っておくと、動脈硬化が進んで血流が悪くなり、脳血管疾患、心血管疾患、糖尿病など、命にかかわる病気のリスクが高まります。
実際に、肥満・高血圧・糖尿病・脂質異常症(高脂血症)のうちいずれか一つを持つ方は、何も持たない方に比べて心疾患になる危険性が約5倍であり、3〜4つ持つ方は、その危険性が約36倍に跳ね上がるという研究結果があります。(危険因子・肥満・高血糖・高血圧・高コレステロール労働省作業関連疾患総合対策研究班の調査より)
実は歯周病を予防することはメタボを防ぐことにもつながります。その方法は実に単純明快。「よく噛んで食べること!」よく噛むと唾液がたくさん出て、食べかすが歯につきにくくなり、歯周病予防になります。
さらによく噛むことによって脳内の「満腹中枢を刺激してエネルギーを消費させる物質(神経ヒスタミン)」が活性化されメタボの予防に!よく「一口につき30回噛みましょう」といいますがこれにはきちんと意味があるのですね。
30回噛む→満腹中枢を刺激→食欲低下、このサイクルがいいということですね。
歯周病が全身疾患と大きな関わりがあると聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
近年、口腔内の小さな傷から血管内に入り込んだ歯周病菌が、さまざまな全身疾患に関係していることがわかってきました。その中にはメタボのリスクとしてあげた心・脳血管疾患や糖尿病なども含まれます。糖尿病が歯周病を悪化させ、さらにその歯周病が糖尿病を悪化させる、、、という負のスパイラルがあることや、動脈硬化をおこしている血管から歯周病菌が見つかった、という報告もされています。
歯周病菌と全身疾患との関わりとしては、脳梗塞、心筋梗塞・狭心症・高血圧、糖尿病の悪化、がん、骨粗しょう症、動脈硬化、誤嚥性肺炎、低体重児出産・早産のリスク、などがあります。
正しい食生活を心がけることに加え、メタボには適度な運動、ストレスの解消が必要と言われます。
歯周病には毎日の歯みがきと歯科医院でのメンテナンスが大切です。普段の習慣をほんの少しだけ見直すことも必要ですね。
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