妊娠・授乳中のお母様へ 〜お口豆知識
2021年02月24日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
日曜月曜と気温が20度を超えて初夏のような陽気かと思えば昨日の天皇誕生日から風が冷たくまた寒い冬に戻ってしまいました。
気温差があると体調崩しやすいです。夜は暖かくしてお過ごしくださいね。
さて、本日は妊娠中のお母様、授乳中のお母様に読んでいただきたいものです。
妊娠中のお口の中、心配になることもあるかもしれませんね。
妊娠すると、ホルモンバランスの変化や免疫力の低下、つわりの影響などで歯周病・むし歯のリスクが高まると言われています。
特に歯周病は早産や低出生体重児出産を引き起こすリスクを高めてしまいます。妊婦さんの体調などを考慮した上で、月に1回程度のペースで歯周病治療に通っていただく方が多いです。
赤ちゃんの歯はお腹にいる時から作られ始めています。
乳歯は妊娠3ヶ月ごろから作られ始めています。バランスの良い食事を心がけることが大切ですね。
歯科治療が必要になりどうしたらいいのかと心配になることもあろうかと思います。
妊娠中でも安定期であれば外科処置以外の全ての治療が可能です。クリーニングも体に負担がかからない程度であれば大丈夫です。
麻酔も局所麻酔でごく少量を使用するので赤ちゃんへの影響はほとんどないとされています。歯科の場合はお腹から離れている上に、防護エプロンの使用により被曝量を抑えます。とは言っても当院では妊娠中のレントゲン撮影は極力控えるように心がけています。
虫歯菌はお母さんから伝播します。生まれてきた赤ちゃんのお口は最初は無菌状態です。
できるだけ、お母さんのお口のなかは清潔な状態で赤ちゃんに接してあげてください。
むし歯や歯周病の多いご家族のお子さんはむし歯や歯周病の発症率が高い傾向にあります。周りの方のお口の中のケアを大切ですね。
マイナス1歳からのむし歯予防などと言われることもあります。
むし歯は1歳後半の時期に集中的に感染しやすく、お口の中の最近バランスも3歳くらいまでに決まると言われています。この時期の予防が、学童期のお口に大きな影響を与えると言えます。
幼少期から歯医者さん通いが習慣になっていることが予防にとっては大事です。小さい頃から習慣にさせるようにしていきましょう。
妊娠中や授乳中のお口の中のことで不安なことや心配はことはお気軽に質問してみてください。
お母様とお子様のお口の中からの健康、全面的にサポートさせていただきます。
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妊娠中のお口のお手入れ 〜お口豆知識
2021年02月17日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
先日の福島県沖地震で被害に遭われた方、心より御見舞い申し上げます。
1日も早く日常が取り戻せるようお祈り申し上げます。
今回の地震で10年前の大震災を思い出した方も多くいらっしゃると思います。身近な方への心のケアもしてあげてください。
さて、今日は妊娠中のお口のお手入れについてです。
妊娠中は、できるだけ歯の治療は避けたいものです。むし歯の大敵は甘いものと不規則な食生活。妊娠中は甘いものが欲しくなりがちですが甘いものを食べたい時はお菓子などは避けましょう。また、間食もむし歯の原因になりますので、出来るだけ控えるようにしましょう。
妊娠中は、味覚や嗅覚が敏感になり、歯磨き怠りがちになります。そんな時は、無理をせず、できるときに歯を磨きましょう。
妊娠中はホルモンの分泌が盛んになります。このホルモンを好む細菌が増殖し、歯周炎を引き起こすことがあります。これを妊娠性歯周炎といいます。歯周炎になると、歯ぐきが腫れたり、出血したりします。場合によっては早産の原因になることもありますので、しっかりしたケアが必要です。
つわりがひどい場合の歯みがき法についてもご紹介しておきます。
・時間にこだわらない
歯みがきは食後できるだけ早くするほうが良いですが、つわりがひどい場合などは、無理をせず体調のよい時に歯をみがきましょう
・小さめの歯ブラシを使いましょう
大きい歯ブラシはのどを刺激しやすく、吐き気も感じやすくなります。なるべく小さめの歯ブラシを使用して、刺激を少なくしましょう。
・歯みがき粉
歯みがき粉の匂いで気持ち悪くなることもあります。ブラッシングで大切なのは、歯みがき粉の良し悪しよりも、まずはしっかり丁寧に磨くこと。ですから種類にこだわらずできるだけ香料の少ないものを選んでしっかりみがきましょう。
・下を向いて歯をみがきましょう
歯みがきをしていると、だんだん唾がたまってきます。唾がのどの奥にたまると吐き気を感じやすくなりので、下を向いて歯をみがきましょう。
妊娠中の歯みがきやお口の中のことでお困りのことがあるようでしたらお気軽にスタッフにお声掛けください。
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お口の細菌は病気の危険? 〜お口豆知識
2021年02月11日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
今日は建国記念の日ですね。
自宅でも国旗を掲揚してお祝いをしましたが、最近は国旗を掲げるご家庭も少なくなったように思います。
国民の祝日をお祝いする気持ちは持っていたいですね。
さて、本日はお口の中の細菌についてです。
お口の細菌は、さまざまな病気の原因になります。
代表的なものは、「むし歯・歯周病」ですが、それ以外にも細菌が血流に乗ることで全身に広く悪影響を及ぼします。
脳卒中・心筋梗塞・糖尿病にはじまり、ひいてはがん・リウマチ・早産・骨粗鬆症・肺炎まで、一見全く関係のない病気にも、実はお口の細菌が関係しています。
健康で長生きするためには、しっかりした口腔ケアが必須となっています。
お口の中の細菌は、よく歯を磨く人で1000〜2000億個ほど、ほとんど磨かない人だと実に10倍以上の1兆個にもなると言われています。
「自分はしっかり磨いている」と思われる方も要注意。実は「歯ブラシ」だけでは歯と歯の間の細菌を除去できず、なんと4割もの磨き残しがあると言われています。
「磨いている」のと「磨けている」のは大きな違いがあるということですね。
細菌を確実に減らすには「フロス・歯間ブラシ」といった補助用具が必須です。
ちなみに、予防先進国と比較すると日本はこれら補助用具の使用率がとても低いと言われています。
口腔ケアの指導・お手伝いは歯科の大切な役割ですので、気兼ねなくご相談いただければと思います。
ご自分に合った歯磨きや歯ブラシのご相談もお気軽にどうぞ。
磨き残しを減らしてお口の中の細菌をコントロールしていきたいですね。
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歯磨き出来ていますか? 〜お口豆知識
2021年02月4日
つくば市からこんにちはホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
立春が過ぎて春がまた一歩ちかづいたでしょうか。まだまだ寒い日は続きます。朝晩の気温差にも注意が必要です。寒さ対策しっかりして春の訪れを楽しみにしたいですね。
さて、本日は「歯のみがき方」についてです。
歯はとても複雑な形をしています。また、歯並びによってはなかなか歯ブラシが届かないところもあります。
自分ではしっかり磨いているつもりでも、チェックをしてみると、多くの歯に磨き残しがあるということも頭の片隅にあるといいです。
正しい歯みがきをする上でなによりも大切なこと、それは、自分のみがきにくいところが、いったいどこなのかを正しく知ることと言われています。
歯みがきには様々な手法があります。しかし、どれも最終的な目的は「しっかりプラーク(歯こう)を落とすこと」。つまり、大切なのは自分のみがきにくい歯を知り、しっかりみがけるようにすることです。
それには、まず歯科クリニックでしっかり指導してもらうのがもっとも近道。
染め出しをすれば、みがき残しがすぐにわかります。
自己流でがんばるよりも確実にプラーク(歯こう)を落とせるようになりますよ!
皆さんもよく名前はご存知の「プラーク(歯こう)」ですが、これはただの食べかすではありません。
その正体は「細菌のかたまり」。
この細菌がむし歯や歯周病などを引き起こします。食後の食べかすはおよそ3分程度経過するとプラークに変化し始め、むし歯の原因となる酸を出し始めるといわれています。
そのため歯みがきはプラークになる前の食後3分以内がベストです!
遅くとも食後10分以内にはみがきたいところですね。
余談ですが、私は常に歯ブラシと歯みがきをカバンに入れて持ち歩いてます。旅行先で例えば何か昼食を摂るとします。そこで歯みがきできる環境にないと公園や道の駅とかを探して歯みがきをするのです。なんとなく癖になっていて食後に歯みがきできないとちょっと気持ちよくないです。
こんなところがみがきにくい!ベスト3です。
第1位 歯並びが悪いところ
第2位 利き手側の歯
第3位 前歯の裏側(上下とも)
ご自分でみがきにくいと思っていたところとあてはまりましたか?
歯ぐきが腫れやすいのはこういった磨きにくいところが多いようです。
磨きにくいところを意識してブラッシング習慣続けていけるといいですね。
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