歯周ポケットってなに? 〜お口豆知識
2021年10月28日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
今の時期は雨も降ったり天候が安定しない日が続きます。雨の降った後には秋がぐんと深まっていくのが感じられます。
そろそろ紅葉も見頃になってくるでしょうか。
さて、今回のお口豆知識は「歯周ポケット」についてです。
歯みがきをしていてもついてしまう歯垢や歯石。気づいていますか?お口の中にはたまりやすいところがあります。
みなさんは、歯周ポケットという言葉をきいたことがありますか?
歯周ポケットは歯周病を知る上で欠かせない大事なチェックしてポイントの一つです。
歯周病の予防や治療の理解のためにもぜひこの機会に知っていただければと思います。
「歯周ポケット」とは、歯と歯肉の境目のことをいいます。このポケットの中に細菌の塊である歯垢(プラーク)がたまったり歯石ができたりすることで歯周病が進行していきます。
実は歯周ポケットは単に歯垢や歯石ができる溝というだけでなく、その深さを測ることで歯周病の進行度合いを知ることができます。
歯周病は歯周ポケットに入り込んだ歯垢に生息する歯周病菌が、ポケットの奥へ奥へと歯肉をはがしながら進んでいきます。
初期段階では歯肉の炎症を引き起こしますが、ポケット深くに進行するにしたがって、歯を支えている骨(歯槽骨)をも溶かし始めます。
そして、最後には歯が抜けてしなうのです。
このように歯周ポケットの深さを測ることで、どの程度歯周病が進行しているか把握することができるのです。
当院では初診でいらしていただいた時、定期検診でいらしていただいた時にこの歯周ポケットの深さを測る検査を行っております。
ちょっとチクチクするあの検査ですね。
虫歯の状態と一緒に歯周病検査の結果についても資料としてお渡ししていますので参考になさってくださいね。
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口臭の原因と対策 〜お口豆知識
2021年10月20日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
このところ急激に冷え込んでこの時期らしい気候になってきました。
朝晩はとても冷えますね。急な気温の変化に身体がついていかず体調崩しかけました。早めに休んだのでもうだいぶ良くなりましたが皆様もどうかご留意ください。
夜はとくに暖かくしてお過ごしくださいね。
さて、本日は口臭についてです。
口臭の原因はさまざまですが、その多くはお口の中の細菌が引き起こすものです。人の口の中にはむし歯や歯周病を引き起こす細菌が生息しています。この細菌が増殖しガスが発生することによって口臭となります。
細菌が増える原因と対策、その一。
「歯石がたくさんついていませんか?」
歯周病はお口の中の細菌が引き起こす病気。歯周病にかかっているということは、細菌がたくさんいる証拠です。細菌は歯石をすみかにして、どんどん増殖していきます。この歯石を取らない限り細菌が減ることはありません。口臭だけでなく歯周病治療のためにもまずは歯石を除去しましょう。
・歯石の除去は、歯周病治療だけでなく、口臭予防にも効果的!
細菌が増える原因と対策、その二。
「唾液がたりない?」
お口の中のだ液は、殺菌、抗菌の効果を持っています。そのため、しっかりだ液が出ていないと、細菌が増えて口臭の原因にもなります(もちろん、歯周病やむし歯のリスクも高くなります)。口呼吸、喫煙などにより、だ液が出なくなってお口の中が乾く(ドライマウス)ことがあります。日頃からだ液がしっかり出るようにするために、禁煙・鼻呼吸の習慣化やキシリトーツガムなどをかみましょう。
・だ液の殺菌・抗菌効果で口臭を防ぐ!
細菌が増える原因と対策、その三。
「舌苔(ぜったい)がついている?」
舌苔(ぜったい)とは、したについて白い苔のように見えるものです。これは細菌や食べかすなどが付着したもので、口臭の原因となります。舌苔は専用のブラシや歯ブラシで舌をこすることにより取れますので、口臭が気になる場合はぜひ試してみましょう。
・舌苔が舌にこびりついて口臭の原因になっていることも。ブラシで取り除きましょう
こんなことも口臭の原因になります。
口臭の原因としては、「みがき残し」「むし歯の放置」「不衛生な入れ歯」「残った食べかすの腐敗」などがあります。これらはいずれもお口のケアをしっかりすることで防げるものです。
また、お口以外にも、胃や腸などの内臓に起因するもの、あるいはストレスなどさまざまな原因がありますので、お口のケアで口臭がおさまらない場合は、全身の健康管理にも十分注意しましょう。
口臭の原因はさまざまです。原因に応じて最適な治療をすることが大事です!!
口臭検査のご予約も受け付けております。口臭予防に特化した歯磨剤もご案内できます。
気になる方はご検討いただければと思います。
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妊娠中・授乳中のお母様へ 〜お口豆知識
2021年10月14日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
この夏から私もウォーキングを始めました。一日に1万歩、10キロ歩くことを目標にしていますがなかなかお休みの日だとちょっと億劫になってしまうこともあります。
それでも歩いているといつしか習慣になってきて歩くのが苦にならなくなるんですね。体重や体脂肪率も減ってきているので、そういった身体の変化を見ることでもやる気につながってきます。
適度な運動習慣、おすすめです。
さて、本日は妊娠中のお母様、授乳中のお母様に読んでいただきたいものです。
妊娠中のお口の中、心配になることもあるかもしれませんね。
妊娠すると、ホルモンバランスの変化や免疫力の低下、つわりの影響などで歯周病・むし歯のリスクが高まると言われています。
特に歯周病は早産や低出生体重児出産を引き起こすリスクを高めてしまいます。妊婦さんの体調などを考慮した上で、月に1回程度のペースで歯周病治療に通っていただく方が多いです。
赤ちゃんの歯はお腹にいる時から作られ始めています。
乳歯は妊娠3ヶ月ごろから作られ始めています。バランスの良い食事を心がけることが大切ですね。
歯科治療が必要になりどうしたらいいのかと心配になることもあろうかと思います。
妊娠中でも安定期であれば外科処置以外の全ての治療が可能です。クリーニングも体に負担がかからない程度であれば大丈夫です。
麻酔も局所麻酔でごく少量を使用するので赤ちゃんへの影響はほとんどないとされています。歯科の場合はお腹から離れている上に、防護エプロンの使用により被曝量を抑えます。とは言っても当院では妊娠中のレントゲン撮影は極力控えるように心がけています。
虫歯菌はお母さんから伝播します。生まれてきた赤ちゃんのお口は最初は無菌状態です。
できるだけ、お母さんのお口のなかは清潔な状態で赤ちゃんに接してあげてください。
むし歯や歯周病の多いご家族のお子さんはむし歯や歯周病の発症率が高い傾向にあります。周りの方のお口の中のケアを大切ですね。
マイナス1歳からのむし歯予防などと言われることもあります。
むし歯は1歳後半の時期に集中的に感染しやすく、お口の中の最近バランスも3歳くらいまでに決まると言われています。この時期の予防が、学童期のお口に大きな影響を与えると言えます。
幼少期から歯医者さん通いが習慣になっていることが予防にとっては大事です。小さい頃から習慣にさせるようにしていきましょう。
妊娠中や授乳中のお口の中のことで不安なことや心配はことはお気軽に質問してみてください。
お母様とお子様のお口の中からの健康、全面的にサポートさせていただきます。
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歯周病のサイン気づいていますか? 〜お口豆知識
2021年10月7日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
10月に入ってから夏の残暑を思わせるような暑い日が続いています。
衣替えのタイミングに悩みますね。
朝晩と昼の気温差が大きくなっています。風邪などひかないように適度な運動と栄養をとっていきましょう。
さて、今日は歯周病についてです。
目立つ症状がないまま進行してしまうのが歯周病です。
唯一とも言える歯周病のサインは、歯ぐきからの「出血」と言われています。
出血は、歯ブラシで傷ができたわけではなく、歯ぐきの組織が歯周病菌と戦い、体を守ろうとした結果によるものです。
そして、「出血」を放置していると、歯周病が進行し、歯を支える骨が溶かされてしまいます。
では、歯周病になってしまったらどうすればいいのでしょうか?その答えは、とにかく「お口の中の歯周病菌を減らすこと」です。
実は、みなさんのお口には、歯周病菌が大量に生息している場所があります。
それが「歯石」です。
歯科医院で歯石取りをしているのは、「汚れ」だからではなく、歯周病の治療や予防のため。そして、この「歯石」は歯科医院でしか取ることができないのです。
しかし、歯石を取るだけでは根本的な問題が解決できていません。
なぜなら「歯周病菌」は放っておくとすぐに何十億、何百億と繁殖してしまうからです。
そこで重要なのが「常に細菌を増やさないようにすること」。そうです、みなさんの「毎日の正しいケア」です。歯周病は歯科医院と皆さんが協力して二人三脚のように治療をしていきます。
歯周病は歯を失う原因のナンバーワンと言われています。
しかし、症状が進むまで気づきにくく「沈黙の病」とも言われています。もし歯ぐきからの出血があるようなら、それは歯周病のサインかもしれません。早めに歯科でチェックしてもらえるといいですね。
また、歯科では正しい歯みがき指導も行っています。正しくみがいてセルフケアがんばっていきましょう。
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