歯周病の原因、歯垢と歯石
2021年03月11日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンスデンタルオフィスゴリのはまです。
東日本大震災から10年の節目の年を迎えました。
あの日、どこで何をしていてどんな感情になっていたか鮮明に覚えておられる方も多いことでしょう。
当時の悲惨な映像を見るにつけやるせない気持ちになってしまいますが、前を向いていきましょう。
人間は未来を思い描いて想像し、創造していくことが出来るとよく言われます。家庭内の備えや避難の時にどうするか家族で話し合って備えておくことも大事ですね。
さて、今回は歯周病についてのお話です。
歯周病とは上の写真のような「細菌」が引き起こす病気。「歯垢(プラーク)」は細菌のかたまりです。歯垢はやがて「歯石」となり細菌の格好のすみかとなります。
こうした細菌を減らしたり、細菌が増えにくい環境をつくることが歯周病治療の基本と言われています。
歯の表面についている、黄白色でねばねばしたものが歯垢です。プラークとも呼ばれます。
ただの食べかすだと思われがちですが、実際は細菌のかたまりです。
わずか1mgの歯垢に数十億もの細菌がいるとも言われています。
この細菌が、むし歯はもちろん、歯周病の原因となります。
ブラッシングによって歯垢をとることがむし歯・歯周病予防の基本とされるのはこのためなんです。
歯垢がたまったままの状態にしていると、やがて細菌は唾液の中のカルシウム成分などと混ざり、歯石となります。
歯石は表面がでこぼこしており、さらなる歯垢や食べかすがそこにたまりますので、細菌が繁殖するには格好の環境となります。
また、歯石は想像以上に硬いもので、歯磨きでは除去できません。そのため、歯石ができてしまうと、一気に歯のまわりの細菌が増えていきます。
普段のご家庭でのセルフケアと歯科医院での定期的な検診に通っていただいて歯周病の予防をしていきましょう。