歯周ポケット 〜お口豆知識
2019年05月22日
つくば市からこんにちは、ホワイトエッセンス デンタルオフィスゴリのはまです。
昨日は雨風が強くお出かけで困った方も多かったかもしれませんね。強風でも飛ばされにくいような傘があるといいのですが。
さて、今回のお口豆知識は「歯周ポケット」についてです。
前回は歯垢と歯石についてお話しました。その歯垢や歯石がたまりやすいところでもありますので
みなさんは、歯周ポケットという言葉をきいたことがありますか?
歯周ポケットは歯周病を知る上で欠かせない大事なチェックしてポイントの一つです。
歯周病の予防や治療の理解のためにもぜひこの機会に知っていただければと思います。
「歯周ポケット」とは、歯と歯肉の境目のことをいいます。このポケットの中に細菌の塊である歯垢(プラーク)がたまったり歯石ができたりすることで歯周病が進行していきます。
実は歯周ポケットは単に歯垢や歯石ができる溝というだけでなく、その深さを測ることで歯周病の進行度合いを知ることができます。
歯周病は歯周ポケットに入り込んだ歯垢に生息する歯周病菌が、ポケットの奥へ奥へと歯肉をはがしながら進んでいきます。
初期段階では歯肉の炎症を引き起こしますが、ポケット深くに進行するにしたがって、歯を支えている骨(歯槽骨)をも溶かし始めます。
そして、最後には歯が抜けてしなうのです。
このように歯周ポケットの深さを測ることで、どの程度歯周病が進行しているか把握することができるのです。
当院では初診でいらしていただいた時、定期検診でいらしていただいた時にこの歯周ポケットの深さを測る検査を行っております。
ちょっとチクチクするあの検査ですね。
虫歯の状態と一緒に歯周病検査の結果についても資料としてお渡ししていますので参考になさってくださいね。